こんにちは。株式会社ワタナベホールディングス代表取締役の渡辺力と申します。この度は弊社ホームページをご覧いただきありがとうございます。

祖父から学んだこと

私の家は祖父の代から薬局（創業昭和7年）をやっています。私はその薬局の長男として生まれました。
祖父は私が子どもの頃に、風邪をひいたときは「なぜ風邪をひいたのか。なぜ病気になったのかを振り返りなさい。」またおなかがゆるいときには「何か変わったもの食べなかったかい？」と必ず体の変化には原因がなかったかを考えるようにと教えてくれました。

物心ついたころから両親の働く姿を見て育ちましたので、それとなく薬剤師の道に進み、結婚を機に家業を受け継がないといけないと半分使命感のような気持ちで地元に戻りました。

地元に戻るまでの間、大学を出て、医療用医薬品の営業や、ドラックストア、調剤薬局の仕事を通じて現場で薬の勉強を重ねました。その時は薬が人を治すものだと思っていましたし、飲まなければ治らないと当たり前のように考えていました。ただ病院から薬がたくさん出ている人をみると、だんだん薬が増えて、薬の副作用が出ればそれを抑えるためにまた薬を飲まないといけないのだろう？とずっと疑問に感じていました。

ところが、実家に戻り親の勧めで出た勉強会で、ある先輩からこう言われました。「本当に薬が人の体を治していると思っているの？症状を抑えただけで治ったと言えるの？なぜそうなったか、そうなった原因を考えてないんじゃないの？」この言葉を聞いたときに亡くなった祖父の言葉が甦りました。「なぜ病気になったのかを振り返りなさい。」
あぁそうだ！そうだった！

患者さんと向き合うために

それからは、今まで病気になってから飲む薬の勉強しかしてきませんでしたが、今は人間の体がどのように働いていて、どうなると病気になるのか、薬にも上薬・中薬・下薬があり、上薬とは人を選ばず、人をそこなわず、人間本来持つ自然治癒力を助けるように働く薬があることなど、学校では教わらなかったことを学んでいます。

私はこの学んだことを多くの人に知ってもらいたい。治す力を高めたり、病気にならないように元気でいるために役立ててもらいたいと考えています。また季節や天候、ストレス、運動、食事、睡眠と日々の過ごし方がどれだけ私たちの体に大きく影響しているかを痛感しています。なぜ病気になって、どうやったらその病気を良くすることができて、どうやったらまた同じ病気にかからないようにできるのかを、じっくりとお客様のお話を聞いてお客様と一緒に考え、そのお客様に合う薬や養生法を提案できる薬局にしたいと考えています。もちろん薬で対応できないことや病院へ行った方が早く治ることは紹介しますのでご安心ください。

弊社の向かう先

弊社は体のことはなんでも相談できる、病院へ行く前に気軽に相談できる街の保健室でありたいと考えています。
関わる人すべての人に元気になって笑顔で帰ってもらいたい。そしてこの自分の住む街を健康を通じて元気にしたい！そう考えています。

代表取締役　渡辺 力